目まぐるしく変化する農園の植生

今日はホームセンター徘徊がメインなので、水撒きと餌の収穫だけ。

水やりは園芸と農業の基本中の基本、決して忘れては成らないのだ。

どんなに優れた道具が有っても、水管理を怠れば必ず失敗する。

上の画像はナスを植えた場所で、猫よけと乾燥防止を兼ねて花や草を沢山植えている。

ハコベやカタバミ等の背の低いロゼット型の草を一緒に植えて、乾燥対策と泥跳ね防止をしているが、画像右側が乾燥気味なのは草が足りないからだ。

表面に生える草が土壌の風化を防いでくれるのだ。

この草生栽培は果樹園や林業等から始まった。

果樹園には樹の根元に下草が生えているのを見た事の有る人も居るだろう。

それと同じ理屈である。

冬の間はハコベとホトケノザ、ヒメオドリコソウを中心にしていたが、ホトケノザとヒメオドリコソウが激減し、代わりにシソと、紛らわしいハキダメギク、エノコログサ、カタバミ、スベリヒユ、そして遂に我が農園にもシロザが生える様に成った。

ナガミヒナゲシも生えるし、オオバコを入れて、近所に生えていたクローバーも入れたので、かなり植生は豊かに成っている。

カラスノエンドウも移植したのだが、残念ながら定着せず・・・

後無いのはカラスノエンドウだけなのだがな。。。

逆に嘗て生えていたが消えた草も居る。

ワルナスビである。

ワルナスビは、人間との戦いに特化した草と言われていて、人間の手の入る環境で大繁殖する…が、他の草との戦いにはそれ程強くは無く、植物同士の競争に晒されると意外と弱いらしいので、生態系が豊かで植物同士の競争が激しい我が農園ではあっさりと根絶された様で、何時の間にやら消えていて、時々他所で生えているのを見掛けると、そう言えば前にこんな奴居たっけな…と思い出す。。。

実際特定の場所に単体で群生しているのを良く見掛ける。

世間では雑草何て呼ばれて忌み嫌われているけれど、彼らにもちゃんと名前が付いている。

「雑草という植物は存在しない」…とは、どんな草にも名前や役割は有り、人間の都合で邪険に扱う様な呼び方をすべきでは無い…と言う意味の昭和天皇の名言だそうだ。。。

雑草を敵とみなす様な人には到底理解出来無いだろう。

草は抜くのに売っている草の種は買って来て撒く何て人も居るが、もう訳が解らないな・・・・・

 

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